京都作家ものの和食器・古伊万里のお店セゾン・ド・ジャポン  つまみ寿しとお昼ごはんの花梓侘(かしわい)
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セゾン・ド・ジャポン アンティーク vol4 200503
今月の器
アンティークでは古伊万里の魅力をわかりやすくお伝えします。
古伊万里なます皿ひさご 古伊万里なます皿高砂 古伊万里なます皿みじん唐草紋 古伊万里なます皿ようたんから冨士山

古伊万里はよく探してみると吉祥文や縁起を担いだお話から取った図柄などがおおいのです。
というか、そういう古伊万里に目がいってしまう(店主が)から手元に多いのかもしれません。

古伊万里にかかわらず、日本の意匠にはそういう吉祥文などが隠されてデフォルメされたものが多いですね。

例えばこのみじん唐草は単なる唐草かとおもいますが、なかに点々と入っている模様、これは鶴のデフォルメ、又は銀杏の葉のデフォルメであるとも言われています。
鶴は長寿、銀杏は黄金を意味します。
唐草じたいも宗教的な意味合いも持っていますが、春、萌え出る蕨のデフォルメから始まったともいわれています。

新しい事の始まり、春は目出度きかな、そんな感じですね。

今回は普段使いにはもってこいの「なます皿」。
縁起のいい吉祥文、そして見てるだけでも楽しくなるような図柄は古伊万里ならではの魅力です。

江戸時代の庶民は、毎日の食事でおかずを盛るのにこのなます皿と呼ばれる形の器を用いてたと思われます。
だから、今の私たちの生活でも使い勝手のいい器として重宝するのですね。

では、ごゆっくり。


なます皿は・・・

器の種類で「なます皿」というのは古伊万里独特かもしれません。

江戸時代、庶民は今のように陶磁器をそんなに持っていなくて、おそらく何にでも使える、今でいうとろのフリーカップ的な感覚で、皿の様にも鉢の様にも使える(なます皿)、湯のみにも小鉢のも使える(そばちょこ)、後は小皿や飯椀ぐらいのアイテムで生活していたのではないでしょうか。

庶民が使っていた雑器の類の古伊万里は、なます鉢やそばちょこの形状の物が多く残っているからです。

(なます)とは酢で和えたいろいろな惣菜のことを指しますが、(なます皿)とはそういった所謂、おかずを盛るのに用いた皿だと思ってください。

かねてからなます皿ほど重宝な大きさの皿はないと思っています。
食卓に何をだそうかと迷ったとき、この1枚に随分助けてもらいました。
今の季節でしたら鍋もののお取り鉢に。洋食の時ならサラダやスープに。
お刺身もOK。肉じゃがを盛ってもちょうど一人分くらいの量です。果物やケーキだっていけます。

又、コレクションとして考えても、旅行先の骨董屋などに気に入ったものがあれば大きさくらいを揃えて一枚ずつ絵柄違いなどで集められる楽しさがあります。

是非一枚ずつからでもお始めください 。

古伊万里なます皿 4種
古伊万里なます皿
ひさご

古伊万里なます皿
高砂
古伊万里なます皿
みじん唐草紋

古伊万里なます皿
ひょうたんから冨士山



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